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まほろ大先生の居ぬ間に禁じられたジュリエットの感想 [Book]

結論から言うと、つまらなかったです。

しかし、なぜつまらなかったかを説明するには、
内容も詳しく説明しなければなりません。
ですが、それはトリックのネタバレをするということと同義です。
ミステリィに対する礼儀として、そのようなことをするわけにはいきません……
なんてことを言うと思ったら大間違いです。

この小説のつまらなさは犯罪級です。
これを新本格ミステリ30周年記念作品の一つとして宣伝、販売することは、
まさに企業犯罪と言えるでしょう。言えないかもしれません。
でもそんなことはどちらでもよくって……。
とにかく私はこの作品がキライです。
だから、オチでも、トリックでも、なんでも気にせずに書いちゃいます。

ということで、この本を買う予定のある人は、
これより下へ、画面をスクロールしてはいけません。

禁じられたジュリエット

禁じられたジュリエット

  • 作者: 古野 まほろ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


では感想です。

まず物語の舞台は日本……ではなく、
日本から分離独立してできた社会主義っぽい架空国家です。
都合のいい時は、本来の日本の価値観で、
都合の悪い時は、架空の日本の価値観で、
臨機応変な対応が可能です。

この国では、ミステリ小説が麻薬や覚せい剤よりも危険な代物として扱われています。
変なの。
主人公たちはそれを読んでしまい、
思想犯として、更生プログラムを受けなければならない……みたいな。
もう面倒なので、あとはamazonの紹介文でも読んでください。

さて次は、普段通りの流れならば、キャラクタ紹介をしたいのですが、
特に魅力のあるキャラクタがいないので省略します。
(序盤50頁ほどをキャラクタ紹介に費やしたにも関わらず、キャラクタが薄いのです)
登場人物は女子高の関係者で、全員が女性です。
だいたいがオカマのような口調なので、
適当に、映画でも見ながら読んでいると、誰が喋っているかわからなくなることもありますが
別に誰が喋っていようが関係ないことが段々とわかってきます。
囚人側、看守側、先生という区別さえつけば、特に問題はないです。

タダノ、トオノという名前のキャラクタが登場します。これは本当です。
特に深い意味はありませんが、一応書いておきます。


ではいよいよ詳しい感想に入ります。

ジャンルとしてはイヤミス(念のため書きますが嘘です)というものでしょうか。
読んでいて不愉快になるシーン、描写が多く、470頁中、300頁ほどが不要でした。
50頁は先ほど書いた人物紹介。なくても問題がないくらい内容が無意味で薄いです。
次いで250頁ほど続く、ほぼスタンフォード監獄実験そのままの、
ねちねちくどくどと続く女子高生虐め。あそこまで詳細に書く必要はまったくありません。
そんなに女子高生に便器を舐めさせたいのなら、ミステリィにこだわる必要はないと思います。
まあ、劇中劇だと思わせないためなのでしょうけど。

いま、さらりとネタバレをしましたが、より詳しく説明すると、
更生プログラムとして長々と250頁も行われた監獄実験は、すべてお芝居だったのです。
どうです? 驚きましたか? 叙述トリックですよ? 私は特に驚きませんでした。
「ああ、そうですか」という感じです。
しかし、お芝居で自殺したはずの人が本当に死んでいて……、
「ああ、そうですか」という事件が発生します。

コマンド―の最後の海岸シーンで、突如メイトリクスが「これはお芝居でした!」と言い放ち、
今まで死んだ人たちが登場。しかし一人だけ本当に死んでいて、
「これからこの殺人事件を解決します!」とメイトリクスことシュワちゃんが宣言。
こんな映画見たいですか?(ちょっと見たい)

しかも監獄実験という設定は、トリックとはほとんど関係がないのです。
登場キャラクタに、ミステリ愛について長々と語らせる為の口実?でしかなく、
悪趣味さに耐えて耐えて、なんとか読み切った貴方を愕然とさせることでしょう。
ミステリィがキライになるかもしれません。
この本を更生プログラムに導入すべきだと私は思います。

結局のところ劇中劇は、幕間と終幕間際以外は読む必要がありません。
330頁から読み始めても、問題なく小説を楽しめる(推理ごっこができるという意)でしょう。


劇中劇中(変な日本語)、登場キャラクタの一人に、ミステリ愛を長々と、
念仏のように語らせるコーナーがあるというのは先述したとおり。
これが、この本が北海道でミステリ愛溢れる一冊だと評価された理由でしょう。
しかし私には、この本からミステリ愛なんてものはまるで感じませんでした。

自分を大きく見せるための肩書の一つとしてミステリィを利用し、
新本格の看板に泥を塗ったまほろ大先生の文章に、
ミステリィに対する愛なんて崇高なものを感じることはできませんから。
大先生は、喩えるなら本格推理を神として崇め奉り、お布施を募る宗教家です。
はい、微妙な喩えでしたね。

ミステリィの素晴らしさを伝えたいのなら、
言葉ではなく作品、あるいは作者自身の行動で伝えてもらいたいものです。
例えば、問題を起こしそうな頭のおかしいミステリィ作家を、
自分の名前にまで傷がつく可能性を恐れずに、弟子にするというのはどうでしょう?
綾辻、有栖川両先生のミステリィに対する深い愛情には脱帽です。
小学校以来、帽子は一度も被っていませんが。

いい加減、小説に話を戻しましょう。
そもそもキャラクタたちのミステリに対する感情がおかしいのです。まるで共感できません。
自分で書いたわけでもない小説を、
思想犯として逮捕される可能性すらあるのに、なぜ守ろうとするのでしょう。
ミステリィが好き……、それは大いに結構ですが、時と場合を考えましょう。
ちっぽけで無意味な反抗なんてせず、表面だけでも従順にしてみせればいいじゃないですか。
口先だけの愛を語り、他者にそれを主張することもないでしょう。
焚書したり、ミステリィを侮辱するだけで、
思想犯ではないことが証明できるのなら、それをすべきです。

一度読んだ本がどうなろうと知ったことではありませんし、
自分以外の人間が読めなくなったとしても、
それならばトリックを模倣して、自分で小説を書くまでです……というのは冗談です。
しかし、あれだけミステリ愛が深い登場キャラクタたちの誰一人、
「自分で書けばいい」という発想に至らないのは冗談抜きに変です。
書かないまでも、仲間たちと口頭で推理ごっこでもすればいいと思います。

大切なのは過去ではなく未来。メディアではなくコンテンツ……なんてことを、
新本格ミステリ30周年記念作品に言ったところで無駄でしょう。
(ところで新本格30周年って、新社会人30年目くらい意味不明じゃありません?)


またまた話が逸れている気がします。
でもこれから、ようやく解決編の話に入るのでもう逸れません。たぶん。
遠い昔に書いたとおり、お芝居で自殺したはずの人が本当に死んでいた……
さて、犯人は誰でしょう?という、ただそれだけの話です。特に捻りのない謎です。
そのくせ、ガバ論理で謎を解きます。どうかしていると思います。

魅力的なキャラクタが登場しない以上、魅力的な探偵も当然存在せず、
犯人特定は、魅力的でないキャラクタ数人による消去法で行われます。
そこに、鋭い思考のキレといったようなものは微塵も存在しません。

消去法は、作中では篩と表現されています。
条件に当てはまらない人間を、順(A子の篩、B子の篩……という風)に除外していき、
最後に残った人間が犯人ということになります。
しかし、なぜか一度篩い落とした人間を、篩担当者が切り替わるごとに拾い上げ、
再び篩に入れ直していたのは理解に苦しみます。
(例――A子の篩で①②③④⑤の内、④⑤を篩落としたのに、
    B子の篩に再び①②③④⑤を入れる。
    これで①②が落ち、結果的に③が犯人だとわかるのですが、
    はっきり言って美しくはないですね)

更に残念なことに、この篩は作りが雑でした。穴だらけです(篩ですからね)。
作者曰く99.99パーセント犯人の特定に成功しているらしいですが、
私の計算によると(嘘です。本当は計算なんてしてません。作者もしていないでしょう)
66.66パーセントがいいところでしょう。

ふるい一・軍事教練
自殺(の芝居)には回転式拳銃が使われました。
本来シリンダに銃弾は入っていないはずでした。
しかし銃弾は発射されてしまいます。

お芝居中、引き金を引くのは全部で三回。
空砲→空砲→実弾の順番で、シリンダが回転したことになります。
つまりシリンダの三番目の穴に、あらかじめ銃弾を入れておけば、
自殺を偽装した殺人が可能になるというわけなのです。

自殺の可能性はありません。
その根拠は、被害者が自殺なんてするわけないからです。
おお、物凄い論理的な根拠ですね。

いえいえ、実はもっとありますよ。
被害者は軍事教練(学校の授業)を免除された、銃の扱いを知らない人間だったのです。
だから銃弾の込め方はわからないし、シリンダの回転方向もわからない……、
よって自殺はありえない、ということだそうです。
授業があるのなら教科書とかにも載っていそうですし、学友に聞くことも出来ます。
なんせ学校には、この手の拳銃がゴロゴロあるそうですし。

とにかく、この篩で伝えたいことは、
「自殺じゃないったら自殺じゃない。銃を扱える人間が犯人だ。
 ただし授業以外で銃のことは勉強できないとする」
ということです。

ふるい二・指紋消去
銃弾を込めた犯人が指紋を拭いたのはいつなのか、
あるいは指紋を拭く必要性はあったのか、といった内容がここでは語られます。

特に極大の穴は開いていませんが、
まずシリンダは空だったという証言を、
仲間の証言だからというだけで鵜呑みにする態度。
銃を放置していなくなる間抜けを期待するだけの、
運任せの犯行(どんな隙も見逃さない合理的な犯行らしい)にまったくツッコミを入れない態度。
などなど、幾つかの問題もあります。

ふるい三・身体検査
銃弾を入れるタイミングがあったのは誰だ、といった内容の篩です。
合理的な犯人なら~というワードが頻出しますが、
合理的な犯人なら、舞台を利用して人を殺すなんて考えないでしょう。
あしからず(ちょっと無理やり批判してみました)。

しかしこのお芝居は、台本に身体検査と書いてあるところで
肛門までちゃんとチェックするのですね。凄いですね。

ふるい四・回避行動
お芝居中、空砲ではなく、実弾が発射されることを知っている犯人なら、
思わず回避行動をとってしまうはず、という篩です。
はず……舞台を利用して人を殺そうとするサイコ野郎に常識が通用するでしょうか?
自分が死んでも構わないと思っていたかもしれませんね。

ふるい五・舞台効果
途中で舞台を止めたくないであろう犯人は、リアルな銃声をサンプリングして使い、
本物の銃弾が発射されたことを気付かれないようにするはず、という篩と、
自殺のお芝居を利用して、人を殺そうとする犯人は、
小道具として本物の銃を遣わせようとするはず、という篩の、二つの篩が使われます。
つまりこれらは、道具係、音響係が怪しいとする篩です。

一つ目の篩は、音がどれだけリアル、あるいは大音量だろうと、
本物の銃が近距離で発射されたら、さすがにわかる(お得意の軍事教練で)と思うので、
前提からちょっとよくわかりませんね。
途中で舞台が止まったとしても、自殺シーンで99.99パーセントこの舞台は終わり、
あとは台詞が一つばかりあるだけですし。

二つ目の篩も、小道具に実銃が使われるのを知って、
それから計画を立てたかもしれないので、さあどうでしょう?

ふるい六・新しい脚本
いわゆる秘密の暴露です。犯人がうっかり口を滑らせたというわけです。
こんな斬新な推理は見たことがないでしょう?
新本格ミステリ30周年記念作品と呼ぶにふさわしいです。

以上、御清聴ありがとうございました(作中文リスペクト)。

ちなみに……最後にもう一つ大どんでん返しがあります。
実は篩のくだりもすべて舞台だったのです。
劇中劇中劇です。わあ凄い。上から読んでも下から読んでも劇中劇中劇です。

コマンド―の最後の海岸シーンで、突如メイトリクスが「これはお芝居でした!」と言い放ち、
今まで死んだ人たちが登場。しかし一人だけ本当に死んでいて、
「これからこの殺人事件を解決します!」とメイトリクスことシュワちゃんが宣言。
そしてシュワちゃんたち(含むベネット、含むシンディ)の名推理で事件は解決。
しかし次の瞬間、海岸にプレデターの大群が現れます(透明だから見えない)。
カービー将軍が叫びます。「ここは私に任せろ!」
そして、シュワちゃんたちは羽の付いたカヌーに乗って逃げます。そこで映画はジ・エンド。
スタッフロールが終わるとともに、上映会場が明転し、
スクリーン横からシュワちゃん含む出演陣が登場。
手をあげながら片言で「ドーモ、コンニチワ」なんてシュワちゃんが挨拶を初め……
もうどうでもいいですよ。
つまり私は1700円近くをどぶに捨てたという、ただそれだけの話ですよ。

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新本格作家は若い芽を摘むべきだった [Book]

新本格ムーブメントにより、
ミステリィ小説の陳腐化が進んでしまいました。
正確には新本格ムーブメントの残滓によって、ですが。

新本格ムーブメントの残滓とは、
綾辻、有栖川、我孫子(あ行で統一してみました)を模倣、
更にその模倣を模倣、模倣の模倣を模倣……そうやって劣化コピーを繰り返し、
新本格ムーブメントの源流から遠く離れた先にいる、
先人が作り出したシステムを流用するしか能のない、
見せかけ新本格を書くガラクタ作家を指します。

新本格作家のほとんどは、ミステリィに対する造詣、愛情が深く、
しかし、だからこそ尊敬する作家の作品を模倣しつつ、更に超えるべく、
新しい作品を書こうという気概に満ちていたものですが(いま私は適当にものを書いてます)、
ガラクタ作家は、上辺の知識と、偽物の愛情(新本格に媚びるため)しか持たず、
新本格の類似品、代用品未満を量産することしかできません。
出るもの出るものがそんなものばかりでは、本格物から人が離れていくのも当然で、
氷菓、櫻子、ハルチカのような大人のミステリが流行るのも当然です(嘘です)。

更にたちの悪い事に、出版社はガラクタ作家の作品を、
「これが新時代のミステリィだ!」といったような調子で宣伝しました。
それらの作品に、新本格作家の作品のような力は当然なく、
出版社も、宣伝以外の労力をかける気は当然なく、
筆が早いだけの無能作家(いったい誰でしょう?)の台頭を許してしまったり、しなかったり。

これらの作品で、ミステリィに初めて触れる人は、どう思うでしょう。
ミステリィというのは「バカバカしいものだ」と思うことでしょう。
これはおおむね外れてはいないのですが、ちょっと気付くのが早過ぎですし、
一応書いておきますと、(貴方にとって)バカバカしくないものもきっとあります。


えっと、それで記事タイトルの話ですが……。
上で書いた通り、ガラクタ作家たちの存在は、ミステリィそのものの価値を貶めかねません。
もう少し厳しく批評、批判し、筆をぶち折らせるべきでした。
いずれマシになる……、なんて考えずに摘心すべきでした。
新本格ムーブメントで、旧態依然の作家や評論家たちに叩かれた反動からか、
新本格作家は後進に、とにかく甘過ぎました。
媚びと馴れ合いの関係は、ぐずぐずとすべてを腐らせるだけです。

批判しろ!とは言いませんが(さっき言った気もしますが)、せめて推薦などしないでください。
キライな作家の小説の帯に、好きな作家の名前があった時の、
私の気持ちが貴方にわかりますか?
「いくらもらったのかな?」「才能枯れたのかな?」
だいたいこういった感じです。
「大好きな〇〇先生の推薦なら!」なんて思いません。キライになるだけです。



ところで……
古野まほろ先生の本のレビューよろしくお願いします
by お名前(必須) (2017-12-12 12:49)

誰でしょう?
調べてみたところ、私のキライなメフィスト賞出身の作家のようです。
しかもタイガをメインに活躍していらっしゃいます。間違いなく西尾大先生の同類です。
そして、古本が出回るほど売れてもいないようなのでレビューは無理です。あしからず。

禁じられたジュリエット

禁じられたジュリエット

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: Kindle版


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コメント返信、あるいはコーナー [Book]

拙作『氷菓』は、ミステリの最高潮が「資料の持ち寄りと検討」にあるという、絵としては地味な物語です。しかしそれが映画になった時、「ああ、こうして少しずつ過去に迫っていくけれど、これは本当に知りたいことだったのかな」という不安が忍び寄るものになっていました。良い解釈をして頂きました。

ということなので、映画のレビューよろしくお願いします。
by お名前(必須) (2017-11-04 11:52)


第一に、映画館で映画を見るという文化が、そもそも原萩子ちゃんにはなく、
(黙って映画を見るだけの二時間なんて、時間の無駄さにもう気が狂う)
第二に、私は暗所恐怖症で、
第三に、閉所恐怖症で……、
第九に、お金がもったいないということもあり、
映画館に行くのは、水曜日や十五日に時間が空き、
更に精神肉体共に充実している時に限られるので、
レビューは期待せずにお待ちください。あるいは諦めてください。
一銭にもならないブログ更新に、
千八百円も使わなければならない人の気持ちを、貴方は考えたことがありますか?


その代わりといってはなんですが、今回は、
コメントにあった米澤大先生(西尾、虚淵に続く大先生認定)の
激寒ついった(作家&四十歳とは思えない。気になる人は調べてみよう)の
ついーとへのツッコミ及び、原作・アニメ信者のアレな部分を書きます。


・『氷菓』は、ミステリの最高潮が
 「資料の持ち寄りと検討」にあるという、絵としては地味な物語

大体のミステリ作品がそうだと思いません?
(資料の持ち寄りは、普通ミステリが最高潮に達する前に提示されているべきものですが)
ましてや小説ならば、なおさらです。
(例外はアクションシーンの多いコナン映画くらい?)
謎を解いた後、あるいは解ける前に、
犯人との大立ち回りがあるミステリも少なくありませんが、
一番の山場、見せ場は、結局は謎を解くシーンです。
謎解きシーンが、絵として派手なの(ジョジョとか?)が一般的ならともかく……。
『氷菓』は ではなく、ミステリ小説は とすべきです。


・ 映画になった時、
 「ああ、こうして少しずつ過去に迫っていくけれど、これは本当に知りたいことだったのかな」
  という不安が忍び寄るものになっていました。

そもそも原作で描いておくべきものなのでは?
主人公がなぜ謎を解かなければならないのか(流されているようにしか見えない)、
謎を解き、それによって生じる主人公の感情……そういったものが原作にはほとんどないです。

つまらない謎を解いた主人公が「さすが折木さん」と褒めたたえられる描写と、
そんな連中を見下す心理描写だけは充実していましたが、
高校生らしい心の機微のようなものは、ほとんど描かれていません。
手抜きか、あるいは省エネか……。
いずれにせよ、トリックのために人間が描けていないのではなく、
自称青春小説にも関わらず、普通に人間が描けていないという話です。

良い解釈をして頂きました ではなくて。映画のために書き直しなさい。
もしくはキャラクタの心を、映画のスタッフに教え、伝えなさい。
読者ならともかく、なぜ制作側まで行間を読まなければならないのでしょう?
おかしな話です。


ここからは原作・アニメ信者のアレな部分を書きます
とにかく原作やアニメとの違いを根拠にして、低評価を付ける輩があまりにも多いです。
「原作と違う」「アニメと比べて」こればかりです。
じゃあそれらを見ていなさい。

ついったなどで評判を確認してみたところ、
「原作と違う」というのは、
どうやら言い回しや、シーンカット、氷菓以降の作品の情報追加などらしく、
一般的な原作レイプとは違うように思えます。
あと、火事の責任を(バカだから)黙っていて被せられ、退学した間抜けが、
後年、なぜか英雄扱いされるという意味不明な話を、
多少の矛盾も孕みつつ、
万人に理解しやすいよう改変してしまったことも、槍玉にあげられています。
元の話がわかりにくすぎるので、しょうがないと思いますが、
行間の読める感受性豊かな信者には、どうにも許しがたいことのようです。

「アニメと比べて」は本当に酷く、
ほぼキャストの容姿に対する批判と言ってもいいでしょう。
櫻子のドラマとほぼ同じ反応です。
ハルチカとか、あのあたりの信者層は、見た目偏重が過ぎます。
こぎれいなキャラデザを一皮剥けば、その実態は糞袋なのだから当然でしょう。
アニメ見てれば?

私もまだ映画を見ていない以上、あまり言えた義理ではありませんが、
見ていないであろう人間まで「原作レイプだ!」と大騒ぎしているのは、
一体なにが目的なのでしょう? 明らかに興行に悪影響だと思います。
原作からして糞つまらない話を、原作は面白いと思わせたいのでしょうか?
インシテミルに続き、二作連続でこんな騒ぎになるようでは、
本を読まない人たちにも「原作に問題があるのでは?」と思われかねません……。

思ったとしたら、それは正しい推理です。

氷菓(11) (角川コミックス・エース)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2017/10/26
  • メディア: Kindle版


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インシテミルについての諸々 [Book]

第三回にしてようやく説明しますが、インシテミルというのは糞です。
あ、これは第一回で書きましたね。
インシテミルというのは、えーっと……、
『そして誰もいなくなった』より百頁以上多いのにカッスカスの焼け糞です。
半世紀以上前の作品に、なにもかもが劣っている哀れな代物です。
あとはもう面倒なのでwikipediaでも読んでください。

タイトルであるインシテミルには、
ミステリィに淫するという意味が隠されて?います。
淫するというのは耽るという意味、
もっと簡単に書けば、ミステリィに夢中です。

しかし主語がありません。誰がミステリィに夢中なのでしょうか?
まず主人公や一部の登場人物が、それに該当します。
人が何人も死んでいるというのに暢気に過ごす。
あるいは気軽に人を殺したりします。マニアって怖いです。

次に、殺人ゲームの主催者です。
一銭の得にもならないような(興行になるわけがない)ゲームを、
莫大な予算を投じて開催する暇な金持ちです。
「俺って、こんな古典ミステリィを知ってんだぜ~」
といった自慰行為としか例えようのない趣向が、実験施設の各所に盛り込まれています。
古典ミステリィを自分の作品に利用し、穢し、レイプし、精液発射する様は、
まさに淫していると呼ぶに相応しい破廉恥さでしょう。
あ、わからない人の為、一応書いておきますと、これは作者のことです。


とまあ、誹謗中傷はこれくらいにしまして、
浅学菲才性処理用肉便器が故に、
読んでいてよくわからなかった部分を箇条書きしていきたいと思います。
相変わらず今更ですが、ネタバレがあるので気を付けましょう。

・人を殺しても罪にならないという話を鵜呑みにする
こんな怪しいアルバイトの主催者の話を、よく信じられますね。
「金の準備ありまぁす!」と札束を見せられ、
「嘘じゃなかったんだ!」と、あっさり信用するのもどうかと思います。
あるからといって、本当に貰えるとは限らないでしょう?

こんな純真な十二人なら疑心暗鬼には陥らないのでは?

・紐持ち込み禁止の意味
施設に入るとき、凶器になるからと(主催者は自分が用意した凶器以外が使われるのを嫌う)
靴紐など、紐状のものを持ち込み禁止にしますが、
そこまで目くじらを立てるほどのものでしょうか?
だったら服も持ち込み禁止にした方がよいでしょう(腕や手も禁止すれば尚良し)

そもそも絞殺って……、普通の神経をしていたら、まず選ばない殺害方法ですよね。
自分の手によって生命が失われていくのをダイレクトに感じるんですよ?
余程の恨みがないと選びません。
それに抵抗も激しいでしょう。暴れられ逃げられる可能性も高いです。
よしんば殺害に成功したとしても、少しでも引っかかれていたりすれば、それが即証拠です。
それでも、ほっそいほっそい紐で挑戦しますか?

・和食が多い理由
ナイフやフォークが凶器に使われるからと、和食が多いのですが、
箸でも別に同じことができるのでは? 七日間おにぎりにすべきです。
箸が木製で、更に先端が尖っていなかったとしても、
目を突いてから、しこたまぶん殴れば、まあ死ぬでしょう。
個室は防音ですから。そこでなら大乱闘しても大丈夫です。

ナイフやフォークのような小さい食器では、
目や喉といった急所を突くしかないので、実際、箸とそれほど条件は変わらないのです。
即死させられない以上、結局大乱闘。それで手とかボロボロになって、すぐバレちゃうの。

・外部犯の存在をまったく疑わない
ゲーム主催者は、参加者たちが疑心暗鬼に陥り、
殺し合いを始めるのを見たがっている……ということは、
施設内のそこかしこにある古典ミステリィレイプの痕跡から察することができるはずであり、
事実、登場人物の大半もそう思っていました。

にも関わらず、外部犯の存在を疑わないのは異常です。
ルール説明で、隠しカメラや隠し通路があることを説明されているのに、
主催者側からのてこ入れの仕掛けがないと、なぜ思えるのでしょう?
はい。バカだからですよ。あるいは純真か……でも都合よく疑心暗鬼にはなります。

・三人が安全を保障する最低の単位
謎の外部犯が襲ってくる可能性は微塵も考えていないので、二人で十分です。
二人で出かけて、一人で帰ってきて、片方が死体で発見されたら犯人は自明ですから。

・怖くて寝れない
そうでしょうか?
実は眠っている間に襲われる可能性は低いのです。
完全防音の個室なので、中で何が起きても外には伝わらない。
ということは、当たり前ですが外からも中の様子は、戸を開けてみるまでわからないのです。
人を殺そうと思っても、寝ている人を一発で引き当てないと、
夜中に出歩いていたことがすぐにバレ、推理タイムによって豚箱送りです。
豚箱送りを気にしない人間が怖い?
そんな明らかな異常者は昼間でも怖いですよ。夜になる前になんとかしてください。

一発で引き当てられるのが怖いのなら、
もう少し対策しましょう。なぜ無策で寝るのでしょう?
引き戸を開けると倒れるように、食器や瓶を積んでおいたり、
ベッドの横に、シャンパンタワーでも作っておけば寝込みを襲われることはないでしょう。
すぐに飛び起き、殺し合いでもって解決しましょう。
絨毯がふわふわで音が聞こえないかもしれない?
じゃあ絨毯の上に、本でも食器でも、固いものを置いておきなさい。

あるいは床に砕いた食器類を撒いておけば、
犯人の靴底に、証拠となる傷をつけることができるかもしれないので、
それを嫌い、犯人が部屋に入るのを躊躇うかもしれません。

もっと有効な対策は、全員がガードに三回ずつ警告されることです。
四回目には射殺されるので、みんな夜の出歩きを控えるでしょう。
見つからないように出歩くことも出来るので、絶対安全とは言い切れませんが。
でも、なにもやらないよりはマシです。

・なぜ凶器を回収しない?
まず部屋に入って凶器を発見した時点で、
隠す暇を与えず、すぐに回収、廃棄すればよかったのです。
念には念を入れ、身体検査もしましょう。これで大体の脅威はなくなります。
隠しやすい毒カプセルなどは使用回数が限られますし。

凶器がないと自衛手段がなくなるということは、果たして問題でしょうか?
昼間は集団行動。夜は上記の方法でなんとかしましょう。
寝込みを襲われたら、噛みついたり、引っ掻いたり、激しく抵抗しましょう。
隠し持てるほどの小さい凶器、もしくは素手が相手なら、ある程度戦えるはずです。
少しでも傷を付ければ犯人の負け、豚箱送りです。
まったく抵抗できずに殺されるとしたら、それは寝ていたのです。
自衛手段を持っていようと、持っていまいと結果は変わりません。

銃殺死体を発見してからも、
お互いの凶器を公開しあうという発想に中々至らず、
結構な間を置いて、何人も死に、事態が悪化してからようやく凶器を調べ始める。
Q.なぜそんなに行動が遅れたのか?
A.行動ではなく思考で犯人を見つけないといけないと、みんな思ってたから。
 それはきっと暗鬼館のせいなのね、そうなのね!(迫真)
本当に脳みそはありますか? 施設内持ち込み禁止ですか?

・凶器が公平じゃない
紐だけはないと思います。
飛び道具の類は強すぎると思います。
吊り天井は、もはや特別待遇です。

一部出典元の作品と違う凶器になっています。
凶器の性能を公平にするため、みたいな説明がなされていますが、
別に公平にはなっていません。

それに凶器の出典の仕方も変です。
犬神家で使われた「斬殺」の日本刀が、日本刀は「刺殺」もできるからと手斧に。
じゃあ初めから手斧が使われる古典作品を調べて持ってきなさい。

・唐突なワープロ登場
「偽装工作に使ってくれー」とばかりに唸っているマシンですが、
なぜか誰も気にも留めることなく、唐突に登場したのは笑えました。……嘘です。

都合よく埃が積もっているのは笑えました。……嘘です。
施設中、埃だらけだったのならともかく、なぜワープロだけ?

・なぜ人が何人も死んでいるのに緊張感がないのか?
その答えは適応力の一言で軽く流されました。

私もこの糞への適応力が欲しいです。
(三個も記事を書いたわりに弱いオチですね)

インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: Kindle版


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インシテミルについての色々 [Book]

中途半端に現実感を出そうとして失敗しているところが最低です。
十二人の男女を閉じ込めて、殺し合いをさせるにしても、
もう少し相応しい設定があったのでは?と思う人もいるでしょう。

西尾大先生……はともかくとして、
清涼院流水……もとりあえず置いといて。
山口雅也氏、西澤保彦氏を例に出すまでもなく
荒唐無稽なら荒唐無稽なりに面白いミステリィもあります。

本当に貰えるかどうかもわからない給金におびき寄せられたバカの集団でなく、
「何人もの名探偵や殺人鬼、異常者」を集めるといったような、
ハッタリの利いた設定にすれば……いえ、こういうのは焼け石に水というものです。

よねちんぽ大先生には、人間を描く能力はありません。
今は知りませんが、少なくともインシテミルを書いた2007年の時点では。
オールスターのようなものは間違いなく無理です。
ちなみにインシテミルには、
リアリティのあるキャラもいなければ、魅力的なキャラもいません。
普通両立するか、片方に特化するかですが、両方ゼロのキャラクタばかりが登場します。
キャラクタに魅力のないライトノベルと書けばわかりやすいでしょう。
登場人物が十二人もいて……、ですよ? 物凄い筆力です。


魅力のないキャラクタたちについて今すぐ説明したいところですが、
それは後々書くとして、先に読みやすいという評価を得ている文章力について書いてみましょう。

確かに文章は読みやすいです。劣化赤川次郎、劣化我孫子武丸といった感じでしょうか。
良く言えば軽妙、悪く言えば軽薄、もう少し捻ると piss a shit です。
なにかしらの劣化でしかなく、心に引っ掛かるようなセンテンスがないです。

序盤にだけ登場した、阿藤先生、伊藤先生、宇藤先生、江藤先生のくだりは、
まったく面白くなく、本編とも関係なく、よねちんぽ大先生の正気を疑いました。
面白いと思って書いたとしたらイカれてますし、
面白いと思って書いていないとしたら、なぜ書いたのでしょうか?
すぐにけせとは思うものの……。

ああ、そういえば「あごが落ちる」を美味しいという意味でなく、
驚くという意味で使っていたのが印象的ではありました。よく知りませんがたぶん誤用です。
あと、まるでピンと来ない比喩もありました。
(例 膝の高さまである円筒形、上面は平らの白いロボットに
 ――白いタライ)
(例 生活苦で謎の高額アルバイトに参加したことに
 ――ディズニーランドで、何かにつけて原価を問うような)
学のない幼卒引きこもりの私には高級すぎて……とてもとても。


それでは皆さんお待ちかね。
キャラクタ紹介のコーナーです。
原作を読み直さず、記憶力だけで挑戦してみます。
ネタバレもありますが、この記事を読んだ人は原作を読まないでしょうからどうでもいいです。

・結城りく彦
この物語の主人公。よねちんぽの化身。
自称・空気の読めないミステリ読み(激寒)
三人称の小説ではあるものの、地の文はほとんどこいつの激寒思考で占められているため、
こいつの人格を認められない限り、ただの読書にも苦痛が伴う。

氷菓の主人公の性格を、更に捻じ曲げたような、無気力系傲慢主人公。

謎の須和名(後述)崇拝が気持ち悪い。挙句、特に意味はない。

他人を巻き込んで転び、謝りもせず、
後にそれについて嫌味を言われると、心の中で「あまり調子に乗るなよ」と思う。

生活苦で今回のアルバイトに参加したというのを聞き、心の中で、
「生活苦で参加するというのは不純だ」「確かにあまり賢そうに見えない」と思う。

人が何人も死んでいるのにワープロで推理ごっこをして遊ぶ。
??? どうする??? どうするどうするさあどうする???
じゃねーだろバカ。

恋人を亡くして泣き叫ぶ人間に対し、同情するよりも前にうるさいと思う。
そして↑に続く。

「死んだ人間の部屋に隠れるとは、こいつの神経はどうなっているんだ」
と憤りつつ、その部屋に隠れた人間を二人がかりで尋問し、
怯える様子を見て「面白い」「無様」「愉快な見世物」と思う。

終盤、ちょっと賢いところを見せた途端、他人を露骨に見下し始め、
「この俺は生存者の中でもっとも価値がある人間なのだ!」
「いったいどのバカが、この自分を害そうとするだろうか」
急に序盤中盤の性格が嘘のように、理解不能なほど傲慢になる。

総評・キチガイ

凶器はヒカキボルグ。特に書くことはない。

・須和名さぁ~ん
良家のお嬢様のような存在。
やたら美人だという描写が入るが、意味はない。
性格は氷菓のキチガイヒロインに似ている。
よねちんぽ大先生のお嬢様観の気持ち悪さの象徴。

話にまるで関わってこないが、ある意味黒幕でもあり、
最後のちょっとしたどんでん返し風(誰も驚かないと予想)のためだけの存在。
いてもいなくても正直問題はない。

凶器は毒入りカプセル。まあどうでもいいけど。

・安東
究極ガイジ。
中盤から不自然に参加者の中で一番賢いという立場に拘泥する。
キャラ崩壊に見える。ライヴ感で書いているのだろうか?

よねちんぽ大先生のアバターである結城の仮想敵。
読者のメタファ(適当)。

超論理的な天才である俺様、もとい結城様を、論理ではなく、
場の空気を支配し破る……みたいな感じに描きたかったんだろうけど。
よねちんぽ大先生の手腕により、それはもう……(自分の目で確かめよう)。

凶器は紐。紐って……。

・関水
男っぽい女。
十億円欲しいウーマン。理由は特にない。
九億五千万円ではダメ。絶対十億円。理由は特にない。

ミステリマニア。だから賢い(書いてて恥ずかしくないか?)

凶器は吊り天井スイッチ。強すぎ。全然公平じゃない。

・淵
パニック系ババア。
多数決の数合わせ。
隠し通路を見つける。
火薬銃と空気銃の区別がつかない。

残る生存者の中に殺人犯がいるかもと結城に言われ、なぜか切れ、
安東のガバガバ推理に賛同し、結城を豚箱にぶち込み、なぜかほっとするキチガイ。

凶器は爆発するクラブ。殴った人が死ぬが、殴られた人も死ぬのでは? 使いづらい。

・大迫ゆーくん
なんか身体がデカイ。リーダー。
火薬銃と空気銃の区別がつかない。
あるいは違いを説明しても理解されないと思い込む。

凶器はマンドリン。マンドリン?

・若菜
「黙れ死ね」でおなじみ、
初めて銃を使うのに、懐から銃を抜いた次の瞬間、
殺したい相手の額をぶち抜ける速撃ち0.3秒の達人。

火薬銃と空気銃の区別がつかない。
あるいは違いを説明しても理解されないと思い込む。

屑主人公がぼうっとしていたため自殺に成功する。

凶器は空気銃。連射できないとはいえ強すぎでは?

・釜瀬
パニック系バカ。強者の腰ぎんちゃく。
結城にとって不愉快なキャラとして描かれるが、
結城の方が不愉快なので、それほどでもない。

凶器は魔法瓶に入った氷のナイフ。こう書くと強そうだけど、絶対弱い。

・箱島
女っぽい男。空気。存在不要。
今回の実験のルールブックを真面目に読んでいたら、
「あんた、あんなの熱心に読んだの?」と言われる。
普通読むだろバカ。

矢の形で凶器がボーガンだとわかる。ぐう賢い。
そもそも弓で人殺せる奴はそうそういない。普通ボーガンだと思う。

凶器はスリングショット。絶対弱い。

・真木
記憶にない。

凶器は斧。強い。

・岩井
パンクロッカー風(だったかなぁ)。
ミステリマニアだから必要以上に怯え(ちょっと意味不明)、
うっかり真木を殺しちゃうお茶目さん。

序盤で豚箱に入って、ビールを飲んでた人。

凶器はボーガン。これも強い。
でも強い武器は軒並みよねちんぽ大先生が扱い切れなかったのか出番が少ない。

・西野
自殺し、参加者の疑心暗鬼を呼び起こすための呼び水。
でも自殺させんでも、運営がこっそり建物に入って誰かを殺せばいいじゃない、
と思ったのは私だけではないだろう。

話をややこしくするために、不可解な行動を取る。
せめて運営に立ち向かって死にたい? そもそも、なんで死にたい?
頑張りゃ十億円稼げるんだぞ? なにと引き換えに自殺役なんて引き受けたんだ?

凶器はなし。自殺用の薬のみ。


思った以上に長くなったのでガバ設定については次回です(まだ続くの?)。

インシテミル

インシテミル

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


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インシテミルの映画は糞だけど、原作は面白い(大嘘) [Book]

映画の方がマシまでありますねぇ!

映画の、シナリオのガバガバさと設定の曖昧さは、
時間等の制約でしょうがないと目を瞑れば、まあ視聴はできますけど……。
いえ楽しめるわけではなくて。流し見ても不快ではないだけですが。

しかし原作、つまり小説は、
目から頭の中に糞を流し込んでいるかのような不快さ、
しかも自分でそれをやらなければいけない苦痛、
それが五百頁も続く地獄……。
なぜ私はこんな罰を受けなければならないのでしょう?

「だったら読まなければいいでしょう?」
と私の指導霊も言っていますが、つまらないとわかっていたわけではありません。
読んでみて、初めてつまらないとわかったのです。
でも、ここまでつまらないとは思ってもみませんでした。

だって名作の多いクローズド・サークルものですよ。
それをミステリィ界の次代を担う新鋭、米澤ちんぽ大先生が書き、
映画化までされた小説です。つまらないはずがありません。

しかし……このクソシテミルは本当に糞小説です。
いえ、糞です。糞そのものです。
古典ミステリィを適当に引用し、それらにも糞を塗りたくるファッキンシットです。
この糞の糞主人公も言っています。
「オマージュのふりしたこれ見よがしな演出は大っ嫌いなんですがね」
私もキライです。
いまどきのミステリィを「すっかすかの文章」とこき下ろすキャラクタも登場します。
私もそう思います。
全部この糞のことです。


まず作者は、この小説でなにをしたかったのか?
私は作者ではないので想像するしかないのですが、
おそらく『バカのエンドロール』に懲りることなく、
再び『毒入りチョコレート事件』のような、
あるいは『探偵映画』の盗作、
つまり複数人の探偵による推理のぶつけ合いのようなものを書きたかったのでしょう。
しかし作者であるよねちんぽ大先生の知能レベルの都合により、
まともな探偵は主人公のみ(ギリギリ健常者)、他はド級バカばかりと、
完全な失敗に終わっています。論戦のようなものはほぼありません。あしからず。

ちなみにド級バカの例を挙げると、
死体の傍に落ちていた薬莢、銃の連射力、口径により、
殺人に使われた銃と、犯人と思われる人物が持っていた銃の違いを、
主人公が丁寧に説明したにも関わらず、
「でも、同じピストルでしょう」とほざくバカ、

目の前で人が何人も死んでいるのに、
意味もなく自分の知性がナンバーワンだと主張したいバカ、

が代表的なド級バカです。
このバカたちは、主人公が生存者の中に殺人犯がいる可能性を指摘すると、
「安眠できなくなった!」と怒りだす程度にはバカです。

ちなみに主人公の頭が、なぜ他の人間より優れているのかの、
とても説得力のある回答が作中でなされています。
「四大ミステリ倶楽部の会員だから」だそうです。
バカなんじゃないでしょうか?


そもそも推理対決なんて、そんな出来もしないことには挑戦せず、
クローズド・サークルものの利点である、
いつ、誰が殺されるかわからない恐怖感を押せばいいのに、
登場キャラクタたちは主人公を筆頭に、緊迫感がなく、どこか暢気(というより間抜け)……。
人間が描けていないという言葉はキライですが、
この作品のキャラクタは全員人間ではありません。都合よく動くコマです。
コマが死んでも怖くないです。自明ですね。


場の雰囲気、集団心理のせいで、
「俺様の論理的な推理がー! 議論が捻じ曲げられるー!」
という展開も、ド級バカたちと緊迫感のない作風のせいで台無しです。
焦って間違った選択をしてしまった感じではまったくなく、
普通にバカたちが、バカらしい末路を辿ったようにしか見えないのは本当に問題です。
かまいたちの夜の裁判シーンやサバイバルゲームを、数百倍劣化させたようなものと書けば、
かまいたちの夜をやったことのある人にはわかるでしょうか?
しかし、やったことのない人にはわからないでしょう。そりゃそうです。

あまりにも長くなってしまったので、続きは次回書きます。

インシテミル 7日間のデス・ゲーム Blu-ray & DVD プレミアムBOX (4枚組) [初回限定生産]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


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『円紫さんと私』とかいう1櫻子の小説 [Book]

累計百万部って少なすぎでは?

日常の謎がつまらないという感想に
なぜかよく引き合いに出される(止めて欲しいです)『円紫さんと私』シリーズですが、
その最新刊が文庫化されるということで、
少し調べてみたところ、なんと累計百万部しか売れていないことがわかりました。

太宰治の辞書 (創元推理文庫)

太宰治の辞書 (創元推理文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 文庫


これは櫻子(実はもう百五十万部くらい)とほぼ同じで、古典部(二百万部くらい)の半分です。
酷い……(素)。


正直な話をしますと、
私は、『円紫さんと私』シリーズは、それほど好きではありません。
まず落語がよくわからない(「落語を好きな人の気持ちが」ということ)
比喩がポップでない(皮肉でなく高尚です。バカな私に向きません)
そもそも日常の謎が、やはり好きではない(身も蓋もないとはこのことです)

こんな私だから、いえいえ、そんな私だから書かせてもらいますが、
『円紫さんと私』シリーズは、櫻子、古典部の百万倍は面白いですよ。


知らない人のために説明すると、
『円紫さんと私』シリーズは、日常の謎というジャンルを日本に根付かせ、
同時に、まともなミステリィが書けない作家の逃げ道こと、
ライトミステリィがミステリィ界に蔓延る温床を作り出した功罪両面のある……、
いえ、作品に罪はまったくないのですが。
以上、説明終了です。

文章は、作者である北村薫氏が国語教師だったこともあり、
さらさらと清涼で(清涼院ではない)、非常に読みやすく、
表現技法はやわらかく詩的であり、それでいて宝石のようです。
意味がわかりませんか? まあ書いている私もよくわかりません。

肝心のミステリィ部分も、答えを聞いてしまえば、
「なんだそんなことか」と思わず口に出してしまう人はヤバイ人ですが、
本当に日常で起こりそうな、しかしすぐにはわからない、ちょっぴり不思議な謎で、
解決後も、櫻子や氷菓のように「は?」とはならず、
貴方の心に、きっとなにか素敵なもやもやが残ったり残らなかったりするでしょう。
(ちょっと後味の悪い事件も多いのですが。そういうところも実は苦手だったり)

櫻子や氷菓、ハルチカあたりの作品には、
「こんな奴いねーよ糞が! どこが日常だ殺すぞ?」
といった人間の屑ばかりが登場しますが、
『円紫さんと私』の登場キャラクタたちは非常に自然、しかし上品です。
ささくれだった人物はいません。作者の繊細な感性により、よくコントロールされています。

探偵役である円紫さんは、
櫻子や氷菓、ハルチカあたりのカス共が世に送り出した、
大したことのない謎を、主に憶測で大袈裟に解決し、
「たいしたことなかったなぁ~(褒めて褒めてー)」
と、のたまう下品すぎる探偵たちと比べるまでもなく(じゃあなぜ比べた?)
特に人物描写が素晴らしく、読んでいてまったく不快感を覚えません。

些細なヒントからすぐに真相に辿りつく知性を、まるで誇ることもなく、
更に論理的に正しいと感じていても断言は控え、確たる証拠を何か月もかけて探し、
後日、お茶請けのように聞き手を楽しませつつ、謎を解き明かします。
粋スギィ!という言葉が似合うスマートな男性です。


ちなみに『太宰治の辞書』の帯や解説を担当した糞人間は、
この『円紫さんと私』シリーズをパクって(直球)何とか部シリーズを書いたそうですが、
本当に読んだのでしょうか?

ああ、ムカついてきました。
氷菓遠投コンテストでもやりましょうか?(あらゆる意味で軽いのでよく飛ぶ)
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西尾維新大先生の顔面についての考察 [Book]

皆さんもご存じのように、私はニシオイシストなのです。
西尾維新大先生大辞展に行くほどなので、そう名乗っても良いでしょう。
(そもそも自称には、誰の許可も必要ではありませんが)
http://inunekomushi.blog.so-net.ne.jp/2017-08-01

はい(意味なし間投詞)。
その西尾維新大先生大辞展で、私は妙な会話を見聞きしました。
それは「西尾大先生は、西尾大説の主人公に似ているに違いない」といった
狂気に満ちた内容の会話でした。

まあ、別にこれは珍しいことではないのです。
作中のキャラクタを、作者と同一視してしまう人間は少なからずいるようで、
時々、話題になることがありますねぇ!
(例1 綺麗な絵を描くから女性かと思ったら、なんだこのオッサン!)
(例2 女性目線の私小説を書いているから女性かと思ったら、なんだこのオッサン!)

西尾大先生の話に戻します。
仮に西尾維新大先生の容貌が一目連のようだったとしたら、
いくら西尾大先生が顔を隠したいと希望したところで、
講談社(太田)が許さなかったのではないでしょうか?
「京都の二十歳」+「奇才」+「美形」などと祭り上げれば、
もう気が狂うほど、話題をさらうと思うのですが。
それをしなかったということはつまり……。

そして自身の個人展示会を開くことを許すほどの厚顔無恥さにも関わらず、
それでもなお、頑なに顔出しをしなかったことから考えると……。
なんて推理では櫻子レベルです。もう少しひねりを加えてみましょう。



野獣先輩、西尾維新大先生説
野獣先輩の特殊な言語感覚は、西尾大先生の言葉遊びを彷彿とさせる、
……とかそんなまどろっこしいこじつけはしません。

単純に、
・西尾大先生が頑なに顔を出さないという事実
・野獣先輩がホモビに出演し、その動画がネットに拡散されているという事実

・西尾大先生のデビュー年(2002)
・野獣先輩のAV引退年(2002)
これらの情報を突き合わせて考えます。

もうおわかりですね?
当時は若くお金が必要でした。

しかし西尾大先生のプロフィール、野獣先輩のインタビューをチェックすると、
西尾大先生は1981年生まれ、野獣先輩は1975年(たぶん)生まれ。
年齢が違うだろ! いい加減にしろ! ということがわかります。
じゃあ別人に違いない、なんて考えるようではハルチカレベルです。精進しましょう。

人は嘘を吐きます。
証言がすべて正しいとは言い切れないのです。

・西尾大先生は後出しほら吹きマン
・野獣先輩はホモ
・ホモは嘘吐き

よって西尾=嘘吐き=ホモ=野獣 Q.E.D. 証明終了

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02/07
  • メディア: 新書


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最終回 氷菓を評価する(激震) [Book]

探偵小説とは割り算の文学である。
と、どこかの誰かが言っていました。答えはあとで発表します。

そういった観点から考えると、氷菓は探偵小説ではありません。
ミステリ風ほろ苦青春小説です。
ヒロインが、隣のクラスの生徒の顔と名前を憶えていただけで、
その観察力と記憶力に空恐ろしさを覚える
低能者が主人公なので、こういった評価が妥当なところでしょう。


他に具体例でもあげてみましょうか。
本来なら、ミステリィ小説のネタバレを書いてしまうなんてことは
御法度中の御法度なのですが、
氷菓にはネタバレすることにより、
価値がなくなるような謎は存在しないので大丈夫です。
すべて自明な話なのです。元々謎としての価値がないのです。


まず「伝統ある古典部の再生」に登場した密室の謎の話をします。
内側から施錠できないはずの教室を
主人公が廊下側から開錠すると、中になぜか女生徒がいて、
「私はどうやって部屋に入ったのだ!?」
「誰かが私を閉じ込めたのか!?」
なんてことを主人公に向け、言いやがるわけです。

誰がどう考えても、主人公が持つ以外にも鍵があり、
その鍵を持つ誰かが施錠したんだとわかりそうなものですが、
外側からの施錠という可能性に気付くまでに三ページ、
外側から施錠した人物の正体に気付くまでに三ページ、
合計六ページも推理シーンが続きます。どうかしてるんじゃないでしょうか?

こんな低レベルな謎にも関わらず、ディテールもガバガバで、
Q.外側から施錠されたことに何故気付かなかったのか?
A.窓から景色を見ていて、ぼうっとしていた。

同じ部屋で人が死んでも気付かないのでは?

Q.施錠する側が、なぜ中にいる女生徒に気が付かなかったのか?
A.作業するために開いた戸を、まとめて施錠していたから。

閉めるときに確認をしなさい、というツッコミを避けるために、
まとめて施錠したなどという推理(設定)を捻り出してきたわけですが、
作業を終えるたびに、一部屋ずつ施錠する方が効率的なのでは?
一々施錠するってそんなに大変なことですか?

あと主人公はマスターキーが使われたなどと推理していましたが、
マスターキーはそんな簡単に貸し出せるようなものではないと思います。
DB(大坊)はちゃんと指摘なさい。


次に「名誉ある古典部の活動」に登場した本の謎の話をします。
「わたしが当番で金曜放課後にここに来るとね、
 毎週同じ本が返却されてるのよ。
 今日で五週連続。これだけでも変な話でしょ」

いえ、別に……。
そんなに気になるのなら、借り主に聞きに行けばいいのでは?
しかし、くだらない謎を遠回りして解決するのが趣味だというのなら、仕方ありません。
無駄に身体を動かさず、無駄に脳みそを働かせましょう(省エネ省エネ)。

・本の貸出期間は二週間
・借り主は毎週違う
・昼休みに貸し出され、放課後には図書室のBOXに返却される

これらの情報から主人公は「授業で使っていたんだ!」という名推理を披露します。
誰にでも考えつきそうな可能性の一つでしかありませんが、
わからない人にはわからないでしょう(当たり前)。
「わたしは何時間かかってもわからなかったのに……。
 折木にこんなことができるなんて!」
中にはこんな人もいますし。

ちなみに本は、美術の授業でモチーフとして使われていたというオチです。
一々借りに行かせるのは変じゃないですか?
図書室に毎回返すのが一番楽な管理だとか、主人公が推理していましたが、
美術準備室に置いておけばいいじゃないですか。
汚しちゃう心配でもしたんですか?
だったら初めから図書室の本なんて借りずに、
モチーフくらい先生が買いなさい。
そもそも他の生徒に借りられてしまったらどうするんですか?
可能性はゼロではないでしょう?


次は「由緒ある古典部の封印」の謎です。
「くちゅっ! くちゅっ!」
あ、別に脳みそをいじられているわけでも、
ましてや自慰行為をしているわけでもありません。
夏風邪気味で、お嬢様らしい、慎み深いくしゃみをしているだけです。
「くしゅ!」(謎の不統一)

さて、この話の謎は心底どうでもいいので、軽く流していきましょう。
新聞部の男が部室で煙草を吸っていたという、ただそれだけの話です。
一人で煙草をこっそり吸うだけなのに、
廊下に赤外線センサを仕掛けて警報装置を作る、もの凄い男の話ではありますが。

窓や扇風機、消臭スプレーで臭いを消そうとしていますが、
たぶん無理だと思いますよ。壁も黄ばむと思います。
嗅覚がいいとかいう謎設定の女生徒の鼻を潰したところで、
他の誰かが気付くでしょう。


最後の「歴史ある古典部の真実」については、
I scream.
というしょうもないダジャレで女生徒が泣き出すだけの話なので割愛します。
主人公の「当時を知る人に聞こう」という意見が、
斬新で、画期的な意見かのように扱われますが、
初めからそうしなさいとしか言いようがありません。


これらのくだらない謎を解くたびに、
主人公は周囲の無能者たちに賞賛され、持て囃されるのですが、
主人公は「大したことじゃない」と言いつつ、
心の中では(口に出すことも)彼らを見下します。酷い人間性です。
完全に魔法科高校の劣等生と同じ構造をしています。
「さすが折木さん! さすおれ!」
「折木、やっぱりあなたってヘンよ!」

頭わるわるわ~るわる~ ヘイッ


この記事を読んで、
こんなにも氷菓のことがキライなのに、
なんで小説を買ってまで読む必要なんかあるんですか(正論)
と思う人も当然いるでしょう。

私だっておかしいと思ったよ?
頭が変になったんだって、夢なら覚めて欲しいって思った。
でも好きなの。
世界中の誰も、こんなに好きになれないってわかるくらい、
氷菓が好きなの(大嘘)


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第二回 氷菓を評価する(激熱) [Book]

ああ、わかりました(唐突)。
私はそもそも一人称の小説が苦手なのです。
えっと、当然作品にもよりますが、
主人公にまったく好意を抱けない場合、
読むことに支障をきたすといっても過言ではありません。
私が過言ではないと言った場合の多くは、
実は過言であることがほとんどですが、今回ばかりは本当です。



ついに、ようやく、いよいよ、満を持して、
氷菓を、キッド・ピストルズの妄想を読む合間に、40頁ほど読んでみました。

結論から言うと、折木のキャラクタが絶対的に無理です。
櫻子の正太郎の方が、まだかろうじてマシかもしれません。
(ちなみに櫻子よりは折木の方がマシです)

なぜただの高校生が、これほどまで尊大な性格なのでしょうか?
更に偏屈かつ陰湿な上、口ばかり達者なトーシローです。
このような人間の屑の、捻じ曲がった、
一切共感のできない独白を、一人称小説のため、
延々と読まされるハメス・ロドリゲス(予測変換にあったので使ってみました)。

凡百の高校生は、薔薇色の高校生活を望んでいるものだけど、
俺は違う、俺は灰色なんだぁ~、という歪んだ価値観。
自分は特別だと言いたいだけ。卑下自慢ですね。
俺が灰色だって?(至言)
それと、他人の表面だけを見て、勝手な思い込みをするのは止めようね!

口調が気持ち悪いです。
一例をあげるとすれば、同級生を旧友と呼ぶのが気持ち悪いです。
級友の誤字かと思いましたが、繰り返されるので間違いではないのでしょう。
高校生が使う言葉でしょうか?(使いたければ使えばいいさ)

「エネルギー消費の大きい生き方に敬礼」などと、心中で運動部をバカにしつつ
直後「活力ある連中を小馬鹿になどしてはいない」と大嘘を吐き、予防線を張る性根に敬礼。

あ、そうそう。
私は女性に対し、お前という男がキライなのです。
殺されてぇかお前?


折木曰く省エネとは?
「やらなくてもいいことなら、やらない。
 やらなければいけないことは手短に、だ」

誰だってそうでしょう。



次回は、事件および折木の推理をメインに記事を書いてみようと思いますが、
スペースが余ったのでコメント返信をしましょう。

仕事が忙しくて半年ぶりにブログ見たけど、疾走してなくて良かった(小並感)
と思ったらコメントの認証コード変わってた、訴訟。
by モッチー (2017-09-17 16:44)

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ついったをやっていないとしたら、しなくてもいいです。


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